■リアリティーのあるネットゲームの弊害
近年は、リアリティーのあるネットゲームが人気となっています。
美しい画像、クリアな音声、ワクワクするようなストーリーに引き込まれて、その世界観にはまってしまう大人も珍しくありません。
当センターにも、そんなゲームの世界に夢中になり、依存症になってしまったお子さんがいらっしゃいました。
子どもがゲームにはまると、現実世界よりも、ゲームの仮想世界に魅力を感じてしまい、学校に行かなくなることがあります。
昼夜逆転の生活になって、生活リズムが乱れてしまうお子さんも多いのです。
■規則正しい生活を送れなくなるとどうなる?
昼夜逆転の状態は、お子さんにとっては身体の負担が大きくなります。
睡眠不足になると、集中力が低下して、学習意欲が衰えることやうつ状態になってしまうこともあるのです。
いじめにあったり、成績が伸びや悩んでいたり、友達や教師との関係がうまくいかないなどの悩みを抱えているお子さんは、現実世界を避けてゲームの世界へ逃避しがちです。
もしも、お子さんが1日中ゲームをしている場合や食事や入浴を忘れるほどゲームに夢中になっている場合は、注意したほうが良いでしょう。
お子さんと話し合って、何か悩みを抱えていないか聞いてみると良いかもしれませんね。
当センターでは下記の期間、年末年始休業とさせて頂きますので、ご案内申し上げます。
休業期間中は何かとご迷惑をお掛けすることと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
2021年12月28(火)〜2022年1月6日(木)
※2022年1月7日(金)から平常どうり営業いたします。
みなさんは1日のうちで、リラックスできる時間はどのくらいありますか。多くの人が忙しい自分、頑張っている自分に重きを置きがちです。
眠ってばかり、休んでばかりは良くないことで、起きて働く、アクティブに活動することが大切と考える方が少なくありません。
もっとも、毎日元気にイキイキと活躍するためにも、体を休めて体力を養い、ストレスのない状態を維持することも大切です。
心身の健康が保たれてこそ、元気に動けるからです。頑張りすぎていつのまにか疲労やストレスが溜まって、弱ってしまわないように気を付けなくてはなりません。
休日はずっと寝ているという方のお話を聴くことがよくあるのですが休日や余暇には単に睡眠を長く取るといった消極的休養に加えて、精神的な疲労を解消するための積極的休養も取ることが大切です。
趣味を楽しんだり、家族や友人とゆっくり過ごしたりなど、仕事や日常の忙しさを忘れて打ち込めることをしてみましょう。
ストレスを解消し、心身のリフレッシュができます。
「部屋がちょっと汚れたり散らかったりしているだけでストレスが溜まる」「清潔感のない人が近くにくると嫌な気分になる」という強度の潔癖症の方がいます。
このような症状は不潔恐怖症と言われています。不潔に嫌悪感を覚える人は多いですが、不潔恐怖症は日常生活に影響してくるほど症状が重たいのが特徴です。
たとえばバスのつり革に掴まりたくない、公衆トイレの洋式便座に座りたくない、人と会話するときは唾が飛ぶのではないかと気になる、などの症状はよくあります。
さらに自身の身体も清潔にしないと気が済まず、頻繁に手洗いをして手荒れを起こしてしまうケースもあります。
ほかにも自宅のドアノブを何度も消毒する、外出時は軍手を着用しないとモノを触れられない、などの症状が出る人もいるのです。
何度も手洗いをするような行為は強迫観念の一種であり、強迫性障害を発症している可能性が高いです。手を洗った直後にもかかわらず、すぐさま二度目の手洗いに移行する人も見られます。
それならば1回で完璧に洗えば良いと思うでしょうが、本人は頭でわかっていても実行できないのです。
こうした症状には認知行動療法や催眠療法などが効果的ですが、ほかにも早めのカウンセリングで軽減できる場合があります。
強迫性障害は精神疾患のひとつであり、OCDとも呼ばれています。Obsessive Compulsive Disorderの略称であり、パニック障害や社交不安障害と同じく不安障害に属しています。
強い不安を覚えるのが特徴的で、その不安を払拭するために特定の動作を繰り返してしまうのです。たとえば外から帰ってきたときは手を洗うの当たり前ですが、洗手強迫により3回も4回も洗ってしまう人がいます。
ほかにも確認強迫により、外出時に戸締りを過度に行うなどの特徴があります。そうした行為により多大な時間と労力、そして精神力を費やすため、日常生活に大きな支障が出てくるのです。
強迫性障害が重症化すると2〜3時間以上も手洗いを続ける、強迫行為を繰り返すあまり会社に行くタイミングを逃す、周囲の人にも悪影響を与える、などの問題が発生してきます。
強迫行為というこだわりを捨てれば楽になれると周りからは思われますが、本人はそれができません。無意味な行為だとわかっていても、脳が繰り返すように命令してしまうのです。
かつては強迫神経症と言われていましたが、現在は強迫性障害と呼ぶのが一般的です。神経質な性格の人は少なくありませんが、常識を超える症状が出ているなら問題があります。
強迫行為を繰り返してしまう理由は不安を消すためです。
無意味なことだと自分で認識していても、行動しなければ脳が納得しません。
強迫性障害は放置しておくと進行するケースが多いので、早めに対策をする必要があります。
一緒に暮らしてきた配偶者が先立ってしまい、気持ちがずっと落ち込んだまま晴れないという方の相談は少なくありません。
今まで明るかった親族が急に塞ぎ込んでしまい、見ている側もつらいという声はよく聞かれています。
四十九日を迎えるまでには少しずつ解消していくことが多いため、焦らずに時間を過ごしてください。
時間が解決してくれる問題は非常に多く、悲しさや寂しさなどを軽くしてくれるでしょう。
配偶者が先立っても認めることができず、いつか帰ってくると思い込んでいる方もいます。
四十九日を過ぎても2年以上相手の気配を感じる、家の中で物音がすると相手が帰ってきたのではないかと確認してしまう、といった話は少なくありません。
相手のことを思うのは素晴らしいことですが、それに注力するあまり日常生活に問題が出るようでは困ります。
家事・洗濯をしなくなる、家の中がゴミ屋敷になってしまう、配偶者の死去をきっかけに仕事を辞めた、などの話は少なくありません。
遺族が落ち込んで回復しない状態が続くことは、死去した相手も望んではいないはずです。
四十九日の法要では親族と会うことができるので、落ち込んでいるようなら声を掛けて和ませるなどの配慮をしてあげてください。
悲しみを共有できる仲間がいると思えるだけで、心の負担は軽くなるはずです。
自分ひとりで寂しさを抑えられない状況にあるなら、早めの相談をおすすめします。
当センターでは下記の期間、夏期休業とさせて頂きますので、ご案内申し上げます。
休業期間中は何かとご迷惑をお掛けすることと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
夏期休業期間 2021年8月10日(火)〜8月17日(火)
※8月18日(水)から平常どおり営業いたします。
お客様からカウンセリングにどのような意味があるのかと御質問を頂くことがよくありますので、少しだけカウンセリングについてご説明いたします。
人間は自分一人では決して成立せず、ほかの人々との関わり合いの中で自分を形作っていきます。これはつまり、自分と関わってくれる相手によって自分自身も変化するということを意味します。
これを踏まえて依頼者と話し関わりつつ、依頼者が抱える問題を解決へと導いていくのがカウンセラーの仕事です。
そのため、普通の会話とカウンセリングでは異なる点がいくつかあります。第一に挙げられるのが、カウンセラーが自身の意見を依頼者に押しつけることはないという点です。
カウンセリングはカウンセラーが問題の解決法を与えるのではなく、まず依頼者自身が自分の問題を言葉にし、そして解決方法を見つけていけるよう誘導していきます。
例えるならカウンセラーは呼び水です。依頼者の言葉をしっかりと聞く、傾聴を行うことで依頼者に協力してくれます。会話自体が目的ではなく手段であるので、依頼者が話しやすくなるようにカウンセラーは会話を展開していきます。
そのため、普段は口下手で他者と話し慣れていない方でも安心して言葉を紡いでいくことが可能です。
それまでは漠然としていたモヤモヤや抑圧されたあらゆる感情が浮上して浄化されていくため、その方が抱えていた問題が、カウンセリングの中で自然と形が明確になっていくでしょう。
その段階にまで至れれば、問題も後は自然と解決へ向かっていくはずです。カウンセラーは問題解決を目的とした会話のプロであり、必ずや依頼者の力になってくれます。
一人で問題を抱え込まず、まずは軽い気持ちで愚痴を吐き出すことから始めると良いでしょう。
狭い場所が極度に苦手で、たとえば美容院やエステサロン、会社の会議室などに行くと胸が苦しくなるという方がいます。
拘束されている感じがする、閉じ込められているようで怖い、などと感じる場合はパニック障害が影響しているのかもしれません。
空間恐怖の状態は閉所に恐怖を覚えるため、日常生活における当たり前のことが困難になることがあります。
髪が伸びても美容院に行けない、肩こりがひどいけど整体・整骨院に行けない、などの悩みを抱えている人は少なくありません。
うつ病や全般性不安障害などは長引くことが多いですが、パニック障害にも同じことが言えます。空間恐怖を何年も放置しておいたら、継続性を伴う症状になったという人は多いです。
空間恐怖は消極的な人が発症すると思うかもしれませんが、実際は前向きで元気な人に多く見られています。
社交的な性格、真面目で何事も頑張る、といった人に発症することが多いわけです。
対人関係の構築も健全で、人当たりが良い人が空間恐怖になると、人が多い場所に行くのを嫌がる、高速道路の走行を避けるようになる、などの症状が出ることもあります。
周囲から見て違和感を覚えるようなら、専門家への相談を勧めてあげるのも手でしょう。
カウンセリングを受ければ現状の自分を把握できるため、改善するべきポイントが明確になります。
つらさやせつなさが心の塵となって積もったとき、つい大切なことを見失うときがあります。
そんなとき思い出してください。
頑張ってきた自分を褒めてあげること。
人を嫌いになってしまう自分を許してあげること。
そんな自分をわかってくれる仲間がいるということ。
自分を好きになれた分だけ人を好きになれるということ。
そして、好きになった分だけ豊かな生き方ができるようになるということ。
人は人と関わっていくことでもう一度前を向く力をつけていくのだと思います。
そんなあなたの心のお手伝いができれば幸いです。
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