■薬物に依存しない治療法
精神疾患は心の傷から始まることが多く、長期化すると日常生活にさまざまな悩みが生じてきます。
「行動療法」・「認知行動療法」は、うつ病やパニック障害・不安障害などの治療法として確立されています。
メンタルに少しずつ働きかけながら、健全な日常生活を取り戻すことが目的です。
精神疾患治療には薬物療法が用いられますが、薬物療法を受けられる前に薬物に頼らない治療法を試してみてはどうでしょうか。
■段階的に症状を改善していく「行動療法」
「行動療法」の技法に暴露法があり、パニック障害や恐怖性障害などの治療に活用されています。
自分ができることから徐々に始めて、心身が健康だったころの状態に戻していくのです。
パニック発作が電車内で発生した場合、電車に乗車する行動自体が恐怖になってしまう可能性があります。
こうした場合は無理をして電車に乗ろうとしても心が受け付けませんので、まずはホームに行ってみるなど、無理なくできることから開始してください。
それができたら次のステップに進むようにして、段階的に恐怖感を軽減していくのです。
■「認知行動療法」で感情や行動を前向きに
うつ病や不安障害などの治療には、「認知行動療法」が導入されることがあります。
身体が動かなくて悩んでいる状況を例にすると、人により認識する原因が異なってくるのです。
ただの疲れが原因で身体が動かないと考える方もいれば、自分のメンタルが弱いのが原因だと自分を責めてしまう方もいます。
人は物事に対する認知の仕方により、感情や行動が変化する性質を持っています。
落ち込みにくい捉え方をしていく訓練をすることで、うつ病や不安障害をより早く回復させることが可能です。
■スマホで生活リズムが崩れる
夜中でもお風呂に入っているときでも、移動中でも常にスマホをチェックし、メールやSNSに返信する方や書き込みをする方も少なくありません。
なかには仕事中や授業中など業務や勉強に集中しなくてはいけない時間なのに、プライベートな情報交換などのために、ついついスマホをいじってしまう方も増えています。
友達や恋人、家族と一緒に過ごしているときも、目の前にいる人との会話より、スマホチェックに追われていませんか。
自分では気にしていなくても、相手が不快に感じているケースも少なくありません。
一方、ご自身でも人との関係に支障が出ている、夜中も仕事中もスマホが気になり生活リズムなどが乱れていると悩まれている方もいることでしょう。
■ルールを作って改善していくことが大切
スマホと距離を置きたいと考えても、できずにいる方が当センターを訪れるケースも増えています。
まずは、仕事や授業中はスマホをロッカーなど手に取れない場所に保管する、人と会う際はスマホはカバンの中に入れておく、真夜中や入浴中は使わないなどマイルールを決めてみましょう。
それでもうまくいかない、スマホがないと不安でしかたなくなるといった際は、どうぞ当センターにご相談ください。
焦らずに、スマホ依存症を少しずつ改善していきましょう。
■配偶者との死別はこのうえないストレスです
血族や親族との死別は辛いものでしょう。
現代社会はさまざまなストレスにさらされていますが、最大のストレスは配偶者の死別と言われるほどです。
四十九日が過ぎれば気持ちが少し楽になると言われていますが、実際は悲しみが消えなくて配偶者が身近にいる感覚を抱く方もいます。
インターホンが鳴るたびに配偶者が帰ってきたと、条件反射で身体が動いてしまう方もいるようです。
癒しの存在がいなくなることは、大変な悲しみに襲われるものです。
特に妻をなくした男性は落ち込みが激しく、投げやりな性格に変わってしまうケースが少なくありません。
大切な存在は失ったときに強く認識するものであり、想像していた以上の悲しみを感じることでしょう。
配偶者のことを思って悲しむのは悪いことではありませんが、それが長く続いたり心の病になると相手のためにもなりません。
安心して天国に旅立ってもらうためにも、どこかでケジメをつける必要があるのです。
■喪の作業(グリーフ・ワーク)が大切です
悲しみから立ち直るためには、悲しみを受け入れて、ちゃんと悲しむことです。
悲しみを我慢して押さえつけたままにしていることは心にとって良くありません。
悲しみを心に閉じ込めたままにしておくと、心の病を招くことがあるのです。
悲しみや辛さから逃げ続けていても、現状を変えることはできません。
悲しみをきちんと受け止めて、悲しむ処理をされなかった方が、不眠症や抑うつ状態になられて来られることがあるので、心の整理ができない状態にあるなら、早めにグリーフケアを受けてみてはどうでしょうか。
抑圧(心の防衛)が強く働きすぎて泣くことができなくなった方も来られることがありますが、あらゆる技法によって安全に心を解放することができますので安心してお越しください。
■コロナでうつ病が発症する場合が
以前はうつ病といえば多忙な仕事や複雑な人間関係からくるストレスが原因と言われていましたが、最近になって新型コロナウイルスの影響で自粛をお願いされた方や仕事がなくなり自宅待機を余儀なくされた方など、いわゆる自粛疲れが原因でうつ病を発症された方もいらっしゃいます。
うつ病は特に初期段階では、ご本人が自覚できる病気ではなく、多くの場合はご家族の方が異変に気付いて受診しますし、決して一人だけで乗り切れる病気ではなく、ご家族の方の理解と協力によって、明るく回復できることをわかっていただければ立ち向かえる病気です。
■うつ病の方へはどうすれば良いのか
協力といっても具体的には何をして良いのか分からない方は、まず異変に気が付いたときには、あからさまに態度を変えるようなことはせずに、なるべく普段と同じ様に接することが重要になります。
また本人に良かれと思っても励ますとかえってプレッシャーになるので、温かく見守ることが大切ですし、何か重要な決断をさせるようなことは厳禁です。
ストレス解消のためといっても、無理に散歩や外出を促すのもあまり良くないですし、掃除や料理などの家事に対しても負担を少なくした方が安心できます。
特に重要な決定事項があるときは、焦って決めずに先延ばしすることも得策です。
うつ病はわかりやすい回復というよりも3歩進んで2歩下がるという感じで徐々に回復する特徴があるので、決して焦ることやイライラせずに長期戦を覚悟して、専門家に細かいことでも相談して向き合うと、ご家族の負担も軽減されて回復への階段を上っていけます。
■過度の自粛や休業により心が疲れている方へ
新型コロナウイルスの影響は人々の心を蝕んでいます。
感染拡大防止対策の実施に伴って、自粛・休業をされた方は多いでしょう。
感染拡大を防ぐために店舗を休業すれば、今度は経済的な悩みが生じてくるはずです。
八方塞がりの状態は心身にダメージを与え、うつ病のリスクを高めてしまいます。
うつ病は長期化するほど改善が難しくなるので、家族単位で早期の対策を始めてみてください。
夫がうつ病になったならば、配偶者である妻と一緒にカウンセリングを受けてみてはどうでしょうか。
誰しも悩みを抱えることはありますが、解消する手段がない状態が一番良くありません。
悩みを隠したりごまかしたりすると、症状をより悪化させてしまう可能性があるのです。
■うつ病の影響は家族に及びます
うつ病の影響は自身だけでなく、パートナーに及ぶことが少なくありません。
たとえば夫がうつ病を発症した場合、妻も発症率が高くなるのです。
よく夫婦は似てくると言われますが、これは同じ環境で生活しているためです。
配偶者がうつ病になって塞ぎこんでしまっているなら、早めにカウンセリングを勧めてあげてください。
注意したいのは前向きな言葉をかけて励ます行為です。
「きっとすぐに治るよ」「頑張れば乗り切れる」などの言葉をかけるのは、相手を余計に追い込むので得策ではありません。
自己流の良かれと思ってやっている対策が、まったくの逆効果になることは多いのです。
■不安な時代に生きていく恐怖
閉所恐怖症、高所恐怖症といった場所が苦手という方から、対人恐怖症や会食恐怖症、広場恐怖症など人と接することや一緒に食事をすること、不特定多数の方が集まる場所が恐いなど、さまざまな症状で苦しまれている方がいらっしゃいます。
その程度は人によって異なり、狭い所や高所には行けない、人前は避けるなど恐怖を回避する方法をはじめ、どうにか自分でコントロールできるレベルの方も少なくありません。
ですが、今の時代はさまざまな恐怖や不安が増えており、ネット上でフェイク情報をはじめ、多様な情報が瞬時に飛び交うため、情報に振り回されて、恐怖を感じる方や不安で不安でしかたなくなる方が増えています。
これまでは恐怖症ではなかった方も、恐怖症になって、精神科でお薬を頼ってしまう方が多い時代なのです。
■自分の気持ちやライフスタイルに変化が生じてしませんか?
世界的な感染症の拡大により、日々、不安を感じて生きている方、自粛要請でストレスを溜められた方は多いことでしょう。
これまでのような生活ができなくなったことで、気持ちや生活習慣に変化が生じていませんか?
電車に乗るのが恐い、人が隣に来ると鳥肌がたったり、冷や汗が出る、手を何度も洗い続け、お肌がボロボロになっている、際限なくうがいをし続け、何度うがいや手洗いをしても気になって仕方ない、スーパーで物が買えなくなった、食べ物を食べられなくなったなど異変が生じている方は注意が必要です。
知らず知らずのうちに恐怖症が進行しているかもしれません。
■健やかな体を維持するためにも
感染症をはじめ、健やかな生活を送っていくためには、免疫力の強化と心の解放が大切です。
ですが、恐怖症をはじめ、不安やストレスを感じている状態では免疫力が低下しやすくなります。
不安な世の中に打ち勝つためにも、恐怖症を改善することは大切なことです。
私たちの元には、あらゆる恐怖症でお悩みの方から、お電話でご相談があります。
お悩みの解決に導く方法として、催眠療法に抵抗のある方に対しては、恐怖を感じる状況を階層化し、恐怖を徐々に慣らしていく系統的脱感作療法をご提案しております。
まず、最も不安を感じる出来事から不安の弱い事柄まで、階層表を作ってもらうことから始まる方法です。
そして、気持ちがゆったりとして、リラックスした状態になっていただき、不安の弱いものから慣れる訓練を行います。
1つの不安がクリアできたら、その次の不安に慣れる訓練をしていくという流れです。
最終的には恐怖に徐々慣れていき、恐怖症の改善につながります。
あらゆる恐怖症の改善に期待できる技法なので、症状が軽いうちにどうぞご相談ください。
あたたかな季節が到来し、
屋外では桜が淡いピンク色の花を咲かせはじめていますね。
桜並木を歩いていると、花の美しさもさることながら、
桜のほのかな香りがただよってきたりします。
それもこのシーズンならではの楽しみの一つではないでしょうか。
でも、残念なことに、今年は新型コロナウィールスの影響で、
ゆっくりと花をめでることも難しそうな雰囲気です。
いつもの年なら、みなさん家族や仲間たちと一緒に、桜の木の下でご馳走を食べたり、
お酒を酌み交わしたりして、楽しいひとときを過ごされるはずですが、
人命や健康にはかえられませんね。
そこで、今年は別の楽しみ方をするのも良いのかなと思います。
家の窓ごしから見る桜だったり、
買い物の途中で仰ぎ見る桜だったり、
車窓から見る桜だったり、
桜は、人だかりの中でしか楽しむことができないわけではありません。
人のいない静かな場所で、凜とたたずむ桜も美しく風情があります。
かえって、そのほうが桜の美を堪能できるのかもしれません。
日本人の大好きな花の代表である桜。
お仕事や日常の生活でお疲れの方は、桜で癒されてみてはいかがでしょう。
アダルトチルドレンとは、子供のころに家庭内トラウマで傷つき、大人になった人のことを指します。
親の期待に添うような生き方に縛られ、自分自身の感情を感じられなくなってしまった人。自分を犠牲にして、
誰かのために生きることが生きがいになってしまった人。よい子を続けられない罪悪感や、
居場所のない孤独感に苛まれている人など、さまざまです。
子どものころの経験をひきずり、人間関係をはじめ、いろいろな場面で生きづらさを感じています。
主な特徴は、
「相手の評価に過敏になり、自分に自信がもてない」
「自分の存在価値を確認できず、酒・ドラッグ・仕事などに溺れてしまう」
「対人関係が上手くいかず、居場所のなさ、生きづらさを感じる」
などです。
最近、アダルトチルドレンのご相談で当センターへいらっしゃる方がとても多くなっていますが、皆さん、
施術を受けられて、自分らしく生きられるように変わっていかれています。
「私はこれまで何をやっても自信がなく、他人の目が気になり、生きづらさに苦しんできました。
勇気をふりしぼって施術を受けて良かったです。優しく対応していただきながら少しずつ心が解放され、
今では見違えるように自分らしく生きられるようになりました」
このような喜びの声を皆様からいただくと、こちらまで嬉しくなり、1人でも多くの方に寄り添い、
お力になることが当センターの使命だと痛感します。
お悩みのある方は、メールや電話等でお気軽にご連絡ください。
明けましておめでとうございます。
昨年は多くの方々との、ご縁を頂き感謝しております。
本年も皆さまとの、ご縁を大切にさせて頂き、
皆様にご満足頂ける施療を追求して参ります。
皆様にとりまして幸多き一年となりますよう心からお祈り致します。
当センターでは下記の期間、年末年始休業とさせて頂きますので、ご案内申し上げます。
休業期間中は何かとご迷惑をお掛けすることと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
2019年12月28(土)〜2020年1月5日(日)
※2020年1月6日(月)から平常どうり営業いたします。
岡山県岡山市北区奉還町2丁目8-15 1F 催眠療法+心理カウンセリング 岡山 香川 広島 兵庫 からもご利用 岡山市の催眠療法 岡山メンタルケアセンター
© 2024 mentalcare.eei.jp . All rights reserved.